加工結果に段差が出来る <DWX-4>
・成果物の側面に段差ができる
・加工すると裏表の境がズレている
・パーティングラインが見られる
・ワークの表面がザラザラ、ボコボコしている
・頬側面にスジが出る
・舌側面に線が出る
・内面に段差がある
・表面におびがでる
・等高線のようなミリングバーの跡が残る
加工結果に段差が出来る
補正がずれていませんか?
長期間使用や機体の移動などで原点がずれて、段差が出来る場合があります。自動補正を行ってください。自動補正を行っても期待する結果が得られない場合は、手動補正を行ってください。手動補正の場合は、原点位置補正で Y の値を変えると改善する場合があります。
参考:手動補正 <DWX-4>
⇩参考動画
▶ミリングバーを新品に交換してください。
一番多い原因です。太い方も細い方も同時に交換してください。
ミリングバーの摩耗が進んでいると振動が大きくなり芯ブレに繋がる可能性があります。
ミリングバーの想定時間内であっても加工条件や、材料の種類などで消耗が早まることがあります。ミリングバーが折れるまで使用するとスピンドルやコレット、モーターへの負荷が高くなり機体トラブルが増えることが考えられます。
▶材料がぐらついている場合
付属の六角ドライバーや市販のLレンチを使用して、締め付けを行ってください。
・材料への締め付けに問題無い場合
アダプターのネジ穴が摩耗している可能性があります、新しいアダプターの購入をご検討ください。
販売店よりご注文いただく事ができます。
▶コレットを取り外し内部の清掃する。
ミリングバーをチャックする(掴む)部品、コレットの中に加工くずが固着していたら
コレットを取り外し内部の清掃を実施ください。
参考:コレットへグリースを塗布
⇩参考動画
▶コレットの変形、ヒビ、欠け
コレットの交換をしてください。(コレットは消耗品です)
※コレットはミリングバーと同じように販売店にご注文ください。
※スピンドル交換いただくとコレットも付属しております。
▶スピンドルの寿命ではありませんか
スピンドルの軸ブレが生じると振動が発生します。スピンドル使用時間を確認し(経年劣化不良の場合もあります)必要があれば交換してください。
▶オーバーライドの調整
加工条件を簡易的に緩める事が出来ます。
VPanelの_設定→オーバーライド→送り速度 速度を下げると良い場合もあります。
参考:オーバーライド 送り速度
▶機体の設置条件
機体が設置されているテーブルが安定していないと、振動が発生しやすくなり精度不良になることがあります。
▶ミリングバーの種類やCAM設定に間違いがないですか。
厳しい条件のデータになっていないか、販売店へお問い合わせください。
材料とミリングバーの種類が間違っていませんか、ご確認ください。
その他のメンテンスページ
参考:ピン付材料用マルチピンクランプからピン材が落下する場合(ネジが緩む) <DWX-4>
参考:チッピングする ( 加工結果の縁が欠ける ) <DWX-4>