チッピングする ( 加工結果の縁が欠ける ) <DWX-4>
成果物のチッピング・マージンが欠ける・マージンがデータより薄くなる場合はこちらの処置を行ってください。
チッピングする ( 加工結果の縁が欠ける )
ツールが磨耗していませんか
同じツールで加工を続けると、ツールが磨耗して、加工結果に影響します。新しいツールに交換してみてください。ツールの使用時間は VPanel で管理することもできます。
参考:VPanelのミリングバー設定方法 <DWX-4> – DGSHAPE
▶一番多い原因はミリングバーの摩耗です。
まず、ミリングバーの太い方と細い方同時に交換して加工をお試しください。
ミリングバーの想定時間内であっても加工条件や、材料の種類などで消耗が早まることがあります。ミリングバーが折れるまで使用するとスピンドルやコレット、モーターへの負荷が高くなり機体トラブルが増えることが考えられます。
▶ミリングバーホルダーの位置
ミリングバーホルダーが下がりすぎていませんか?
ミリングバーホルダー設置用治具に当てはめ調節してください。
加工データの厚さは薄すぎませんか
切削物の仕上がり時の厚みの指示が薄すぎるとチッピングしやすくなります。加工データの形状を見直してください。
加工条件が厳しくありませんか
加工条件が厳しいと加工結果に影響する場合があります。CAM の加工条件を見直してください。
▶加工データの見直し
厳しい条件のデータになっていないか、販売店へお問い合わせください。
▶オーバーライドの調整
加工条件を簡易的に緩める事が出来ます。
VPanelの_設定→オーバーライド→送り速度 速度を80%程度へ下げるとチッピングしにくくなります。
※この場合スピンドル回転数は100%のままで加工してください。
コレットが変形していませんか
スピンドルの先端がクランプなどにぶつかったり、スピンドルがロックしたりすると、コレットが変形する場合があります。コレットが変形している場合は、交換を行ってください。
▶コレットの変形、ヒビ、欠け
コレットの交換で改善する場合があります。(コレットは消耗品です)
※コレットはミリングバーと同じように販売店にご注文ください。
※スピンドル交換いただくとコレットも付属しております。
▶コレットのグリス切れ
参考:コレットへグリースを塗布
コレットの上部(図の色の付いた部分)に薄く付属のグリスを塗ります。
▶コレットの汚れ
ミリングバーをチャックする(掴む)部品、コレットの中に加工くずが固着している可能性があります。
コレットを取り外し内部の清掃する。
コレットの締め付け加減はスピンドル下部が供回りすればしっかり締まっています。
⇩参考動画
▶自動補正
自動補正/キャリブレーションのみで成果物不具合が解消することがあります。
⇩参考動画
▶材料がぐらついていませんか
マルチピンクランプ根元や材料にがたつきがある場合は増し締めを行ってください。
ネジやクランプ側の不良も考えられます。
ネジやマルチピンクランプは販売店にご注文いただく事ができます。
▶機体の設置条件
機体が設置されているテーブルが安定していないと、チッピングが発生しやすくなります。
▶エラーが再発する場合はコールセンターへご連絡ください。
▶マニュアル/ソフトウェアのダウンロード
▶DGSHAPEへのお問い合わせ
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