101F-****_%番のミリングバーがずれて下がっています <DWX-51D>
VPanel で表示されるエラーメッセージとその対処方法です。ここで説明する対処をしても復帰できない場合は、本機をお買い上げの販売店までご連絡ください。
エラー番号 | メッセージ | 状況 / エラーの原因 | 対処 |
101F-**** | % 番のミリングバー がずれて下がってい ます。(% は、「1~10」 のいずれか) |
コレットが緩んでいる可 能性があります。 |
1. ビルトインパネルの操作ボタンを長押ししてエラーを解除してください。 2. コレットの増し締めをしてください。 |
加工条件が厳しすぎる可 能性があります。 |
1. ビルトインパネルの操作ボタンを長押ししてください。エラーを解除します。 2. CAM の設定や、CAD データの形状を見直してください。 |
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コレットが老朽化してい る可能性があります。 |
上記を行ってもエラーが再発する場合は、コレットが老朽化して保持力が低下している可能性があります。コレットを新しいものに交換してください。 |
ミリングバーを把持したままの場合は、まず材料を外してVPanelの_設定→メンテナンス→コレット開をクリックし動作が終わったら手で取り外しください。
想定される原因
一番多い原因はミリングバーの摩耗です。新品に交換して加工を試してください。
※ミリングバーは消耗品です。
ミリングバーの想定時間内であっても加工条件や、材料の種類などで消耗が早まることがあります。ミリングバーが折れるまで使用するとスピンドルやコレット、モーターへの負荷が高くなり機体トラブルが増えることが考えられます。
▶指定されたミリングバーを使用してください。
ミリングバーの購入は販売店へご相談ください。
⑴ミリングバーをチャックする(掴む)部品、コレットの中に加工くずが固着している
▶コレットを取り外し内部の清掃をする。
コレットの締め付け加減は スピンドル下部が供回りすればOKです。
⇩参考動画
⑵ミリングバーと材料が合っていない
▶ミリングバーの種類、材料の種類や大きさの確認をお願いします。CAM設定とセットが合っていますか。
⑶加工条件が厳しい
▶簡易的に切削負荷を下げる送り速度(オーバーライド)の設定、CAMデータの見直しをお願いします。
ミリングバーのシャンクが材料にあたっている事例もありました。
参考:オーバーライド 送り速度
⑷材料、スピンドルやミリングバーホルダーの取り付け不備
▶きちんと材料のネジは止まっているか、スピンドルベルトが張っているかご確認ください。
▶スピンドルベルトが張っているか、ガタツキなく、きちんとネジは止まっているかご確認ください。
⑸コレットの変形、ヒビ、欠け
▶コレットの交換をしてください。(コレットは消耗品です)
※コレットはミリングバーと同じように販売店にご注文ください。
※スピンドル交換いただくとコレットも付属しております。
⑹スピンドルの芯ブレ
スピンドル使用時間を確認し(経年劣化不良の場合もあります)必要があれば交換してください。