ピン付材料用アダプターから材料が落下する場合の対応(ネジが緩む) <DWX-52D>
ピン付き材料用アダプターからピン材が落下する場合
(締めても切削中にネジが緩む)
参考:サポートピンが折れる 加工面がきれいでない <DWX-52D>
▶固定ネジの買い替えが必要な場合があります
▶トルクレンチのトルクが低下している
トルクレンチでピン材を固定している場合、トルクレンチのトルクが低下している場合があります。
付属の六角ドライバーや市販のLレンチを使用して、締め付けを行ってください。
材料への締め付けトルクが問題無い場合
アダプターのネジ穴が摩耗している可能性があります、新しいアダプターの購入をご検討ください。
ピン付材料用アダプター 品番︓ZV-52D
注意事項
材料を取り外す時はトルクスリーブを取り外して、緩めるようにしてください。トルクスリーブを緩める方向で使用すると、トルクスリーブが破損する場合があります。
参考:トルクドライバーの扱い方
▶ミリングバーの種類やCAM設定に間違いがないですか。
厳しい条件のデータになっていないか、販売店へお問い合わせください。
スピードの調整やデザイン、削りしろなど負荷が高すぎないか整えてください。
ミリングバーのシャンクが金属に触れていた事例がありました。
▶オーバーライドの調整
加工条件を簡易的に緩める事が出来ます。
送り速度%を下げると落下しなくなる可能性があります。
参考:オーバーライド 送り速度
VPanelの_→高度な設定→オーバーライド
※高度な設定が表示されない場合 赤枠をクリックして設定して下さい
▶機体の設置条件
機体が設置されているテーブルが安定していないと、振動が発生しやすくなり材料が落下することがあります。
▶ミリングバーの消耗が進んでいる
振動が大きくなり材料の落下に繋がる可能性があります。
ミリングバーの想定時間内であっても加工条件や、材料の種類などで消耗が早まることがあります。ミリングバーが折れるまで使用するとスピンドルやコレット、モーターへの負荷が高くなり機体トラブルが増えることが考えられます。
▶コレットの中に加工くず
ミリングバーをチャックする(掴む)部品、コレットの中に加工くずが固着している
コレットを取り外し内部の清掃する。
⇩参考動画
▶コレットの変形、ヒビ、欠け
コレットの交換をしてください。(コレットは消耗品です)
※コレットはミリングバーと同じように販売店にご注文ください。
※スピンドル交換いただくとコレットも付属しております。
▶スピンドルの寿命ではありませんか。
スピンドルの軸ブレが生じると振動が発生します。スピンドル使用時間を確認し(経年劣化不良の場合もあります)必要があれば交換してください。
参考:スピンドルの交換方法_ZS-52D <DWX-52D>
▶自動補正
参考:自動補正を行っても精度が回復しない <DWX-52D>
⇩スピンドル ZS-4D 自動補正参考動画
▶エラーが再発する場合はコールセンターへご連絡ください。