PEEKやPMMA加工のメンテナンス <DWX-52D>
PEEK材の加工についてのお問い合わせが増えています。
トラブルが発生した場合は加工の負荷を下げて使用いただくようお願いします。
・CAMの設定がPEEKやPMMA加工の設定になっているか販売店へご確認ください。
・ミリングバーはPEEKやPMMA加工に適したコーティングになっているか販売店へご確認ください。
・イオナイザーはPEEK加工には効果がありません。
・粗削り加工時に仕上げ用ミリングバーのチャック部分に切削粉が付着しているとトラブルが起こることがあります。pause(一時停止)して清掃することをお勧めします。
・オーバーライドの送り速度80%に下げる。
参考:オーバーライド 送り速度
・次の加工を始める前に念入りな清掃を推奨しています。
・機体トラブル(エラー停止)が発生したらコールセンターへご連絡ください。
市販のブラシや集塵機を使って加工エリア内を清掃します。下図の① ~ ⑧の部分は加工くずが付着したままだと、加工結果に影響を及ぼす可能性があるため、念入りに加工くずを取り除いてください。
※集塵機を動作させたまま、付属品のはけを使って加工くずを払い落とし、集塵機で吸い込ませてください。特にクランプからアダプターを取り外しづらい場合は、④ の部分の汚れを取り除いてください。
⑤イオナイザーの清掃は、集塵機を使ってください。内部には直接手で触れないでください。
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⑥アダプター・ミリングバーホルダーとシャンク部分 付属のお手入れ用の布で図の部分の汚れをふき取ってください。
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⑦加工室内のジャバラ部分や天井や壁
⑧コレット
コレットの内部に加工くずが入っていると保持力が下がり成果物不良に繋がる事があります
参考:コレット清掃 ZS-52D<DWX-52DC/DCi>
⑨スピンドルの清掃
「コレット開」をクリックしスピンドル下部を回しながら清掃してください。終わったら「コレット閉」で初期位置に戻ります。
切削粉は挟まっていないか、加工くずのカケラが噛み込んでいないか確認と清掃してください。
念入りな清掃後の自動補正が有効です。 |
▶エラーが再発する場合はコールセンターへご連絡ください。