1029-0000_スピンドルに許容範囲を超える負荷/電流/高温 <DWX-52D>
1029-0000 スピンドルに許容範囲を超える負荷がかかりました。
102A-0000 スピンドルに許容範囲を超える電流が流れました。
エラー番号 | メッセージ | 状況/エラーの原因 | 対処 |
1029-0000 | スピンドルに許容範 囲を超える負荷がか かりました。 |
スピンドルに大きな加工 負荷がかかるなどして停 止しました。次の可能性 があります。 ・ミリングバーが摩耗している。 ・本機で加工できないワークを使用している。 ・加工条件が厳しすぎる。 |
1. 電源をオフにしてください。 2. ミリングバー、ワーク、または CAM の設定や加工データの形状を見直してください。 3. モーターが過熱していることが考えられますので、しばらく休ませてから電源をオンにしてください。 |
102A-0000 | スピンドルに許容範 囲を超える電流が流 れました。 |
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102B-0000 | スピンドルモーター が高温になりました。 |
参考:スピンドルの慣らし運転(暖機運転) <DWX-52D>
参考:102D-0000_スピンドルを回転できません <DWX-52D>
▶設定の確認
加工のスピードが速くなっている、材料やミリングバーの種類が加工データと相違していることはありませんか。設定と実際のセットされている内容をご確認ください。
簡易的に加工スピードを下げる設定のご案内
参考:オーバーライドの表示方法 <DWX-53DC/42W/52D/52DC/52DCi>
加工データについては販売店へお問い合わせください。
▶ミリングバーの摩耗
想定より大きな力(電流)が必要になっています。切れない刃で加工しているかもしれません。
ミリングバーを新しいものと交換して加工してください。
※ミリングバーは消耗品です。
ミリングバーの想定時間内であっても加工条件や、材料の種類などで消耗が早まることがあります。
ミリングバーが折れるまで使用するとスピンドルやコレット、モーターへの負荷が高くなり機体トラブルが増えることが考えられます。
▶コレット清掃
ミリングバーをチャックする部品 コレットの中に切削粉が詰まっていると掴むチカラが弱くなり、こちらのエラーが出る可能性があります。コレットを取り外して清掃をお願いします。
▶スピンドルの清掃
「コレット開」をクリックし下部を回しながら清掃してください。終わったら「コレット閉」で初期位置に戻ります。
スピンドル下部を回しながら清掃してください。
矢印部分に切削粉は挟まっていないか、加工くずのカケラが噛み込んでいないか確認と清掃を行ってください。
▶スピンドルベルトの緩み
ベルトが正しく取り付けられていないと、モーターの力をスピンドルに伝える事が出来ません。
VPanelの設定→メンテンス→スピンドル交換のボタンをクリックし動作完了後 加工室左上の取っ手を開けてスピンドルをご確認ください。確認後は「コレット閉」で初期位置にもどります。
⑴ベルトが正しく取り付けられているか確認する。
・位置:下図のように中央にあるか
・張り具合:ピンと張っているか
緩い場合は、ベルトテンション調整を行ってください。
参考:スピンドルの交換方法_ZS-52D <DWX-52D>
▶それでもエラーが出る場合はスピンドルの交換をお願いします。
※スピンドルは消耗品です。
使用目安は2000時間としておりますが、加工条件や、材料の種類などで消耗が早まることがあります。ミリングバーが折れるまで使用するとスピンドルやコレット、モーターへの負荷が高くなり機体トラブルが増えることが考えられます。
スピンドルの交換のための訪問は保守契約対象外です。訪問する場合は出張料が発生いたします。
▶再発のテストは「スピンドル慣らし運転」をお試しください。
▶エラーが再発する場合はコールセンターへご連絡ください。