1029-0000 102A-0000_スピンドルに許容範囲を超える負荷・電流 <DWX-4>
加工に負荷が高くなっているエラーです。
どの部分で負荷が高くなっているか確認とメンテンスをお願いします。
1029-0000 スピンドルに許容範囲を超える負荷がかかりました。
102A-0000 スピンドルに許容範囲を超える電流が流れました。
スピンドルモーターエラーが発生しました。モーター負荷が高い状態が続いたり、瞬時に過大なモーター負荷がかかったりしたことが原因です。電源をオフにしてください。本機の能力を超える加工だったと考えられます。起動しなおす前に、加工条件を見直してください。また、モーターが過熱している場合もありますので、しばらく休ませてから再開してください。それでもなおこれらのメッセージが表示される場合は、お買い上げの販売店または当社コールセンターまでご連絡ください。
▶ミリングバーが摩耗していませんか
想定より大きな力が必要になっています。切れない刃で加工しているかもしれません。
ミリングバーを新しいものと交換して加工してください。
※ミリングバーは消耗品です。
ミリングバーの想定時間内であっても加工条件や、材料の種類などで消耗が早まることがあります。ミリングバーが折れるまで使用するとスピンドルやコレット、モーターへの負荷が高くなり機体トラブルが増えることが考えられます。
▶コレット清掃
ミリングバーをチャックする部品 コレットの中に切削粉が詰まっていると掴むチカラが弱くなり、こちらのエラーが出る事があります。コレットを取り外して清掃をお願いします。
▶スピンドルに加工くずのカケラが噛み込んでいませんか
スピンドルの下方切り替え部分に切削粉が挟まっていないか「コレット開」を行い清掃してください。
矢印部を回して確認してください。「コレット閉」で初期位置に戻ります。
▶設定の確認
加工のスピードが速くなっている、材料やミリングバーの種類が加工データと相違していることはありませんか。設定と実際のセットされている内容をご確認ください。
加工データについては販売店へお問い合わせください。
- 簡易的に加工スピードを下げる設定があります。
参考:オーバーライド 送り速
- 取り付けたCAD/CAM冠の大きさが合っているかの確認してください。
- 小臼歯サイズをセットするところへ大臼歯サイズをセットすると、過負荷が発生し、ミリングバー折れや、過電流エラーが発生する場合があります。
▶スピンドルベルトの緩みがないか
ベルトが正しく取り付けられていないと、モーターの力をスピンドルに伝える事が出来ません。
正しく取り付けられていますか?メンテナンスカバーを開けてご確認ください。
ベルトの張りの調整はスピンドル交換方法をご確認ください。
・位置:中央に設置できていますか。
・貼り具合:ピンと張った状態ですか?
緩い場合は、ベルトテンション調整を行ってください。
▶スピンドルの寿命
スピンドルを実際に手で回していただいて重い場合、ゴリゴリ感のある場合はスピンドル使用時間が目安の2000時間未満でもスピンドルの交換が必要です。
※スピンドルは消耗品です。
使用目安は2000時間としておりますが、加工条件や、材料の種類などで消耗が早まることがあります。ミリングバーが折れるまで使用するとスピンドルやコレット、モーターへの負荷が高くなり機体トラブルが増えることが考えられます。
スピンドルの交換のための訪問は保守契約対象外です。訪問する場合は出張料が発生いたします。
▶エラーが再発する場合はコールセンターへご連絡ください。