102D-0000_スピンドルを回転できません_許容範囲を超える負荷/電流 <DWX-51D>
VPanel で表示されるエラーメッセージとその対処方法です。ここで説明する対処をしても復帰できない場合は、本機をお買い上げの販売店までご連絡ください。
エラー番号 | メッセージ | 状況 / エラーの原因 | 対処 |
1029-0000 | スピンドルに許容範 囲を超える負荷がか かりました |
スピンドルに大きな加工 負荷がかかるなどして停 止しました。次の可能性 があります。 ・ミリングバーが摩耗している。 ・本機で加工できないワークを使用している。 ・加工条件が厳しすぎる。 |
1. 電源をオフにしてください。 2. ミリングバー、ワーク、または CAM の設定や加工データの形状を見直してください。 3. モーターが過熱していることが考えられますので、しばらく休ませてから電源をオンにしてください。 |
102A-0000 | スピンドルに許容範 囲を超える電流が流 れました。 |
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102B-0000 | スピンドルモーター が高温になりました。 |
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102D-0000 | スピンドルを回転で きませ |
ケーブルが断線していた り、スピンドルユニット が故障していたりする可 能性があります。 |
電源をオフにしてから、本機をお買い上げの販売店または当社コールセンターまでご連絡ください。 |
モーター負荷が高い状態が続いたり、瞬時に過大なモーター負荷がかかったりしたことが原因です。電源をオフにしてください。本機の能力を超える加工だったと考えられます。起動しなおす前に、加工条件を見直してください。また、モーターが過熱している場合もありますので、しばらく休ませてから再開してください。
102D-0000_スピンドルのロックや電圧不足でスピンドルを回転できません。
▶冬期、朝一番に加工を始める時にこのエラーが表示される場合は、スピンドル内のグリスが固まっている可能性が高いです。
設置時エラーの場合は運搬時のトラックの荷台の気温が低いと起こります。
⑴この場合は物理的にスピンドルを温めてください。
・加工くずが機体の内部に入り込まないように注意してドライヤーを使用する。
・直接手でスピンドルを覆って温める。
⑵VPanelの設定→メンテンス→慣らし運転を試してください。
エラーが再発するか「スピンドル慣らし運転」でテストできます |
▶スピンドルの清掃
「コレット開」をクリックし下部を回しながら清掃してください。 切削粉は挟まっていないか、加工くずカケラが噛み込んでいないか。 |
▶電圧不足の場合
コンセントがたこ足配線や、他の周辺機械と同じ電源を使用した場合、電源容量を超える事があります。
▶スピンドルの寿命
スピンドルを実際に手で回していただいて重い場合、ゴリゴリ感のある場合はスピンドル使用時間が目安の2000時間未満でもスピンドルの交換が必要です。
▶ベルトの緩み
ベルトが正しく取り付けられていないと、モーターの力をスピンドルに伝える事が出来ません。
⑴ベルトが正しく取り付けられていますか?
・位置:中央にいますか?
・貼り具合:ピンと張った状態ですか?
緩い場合は、ベルトテンション調整を行ってください。
1029-0000_スピンドルに許容範囲を超える負荷がかかりました。
102A-0000_スピンドルに許容範囲を超える電流が流れました。
ミリングバーの摩耗
想定より大きな力が必要になっています。切れない刃で加工しているかもしれません。
ミリングバーを新しいものと交換して加工してください。
※ミリングバーは消耗品です。
ミリングバーの想定時間内であっても加工条件や、材料の種類などで消耗が早まることがあります。ミリングバーが折れるまで使用するとスピンドルやコレット、モーターへの負荷が高くなり機体トラブルが増えることが考えられます。
それでもエラーが出る場合はスピンドルの交換をお願いします。
※スピンドルは消耗品です。
使用目安は2000時間としておりますが、加工条件や、材料の種類などで消耗が早まることがあります。ミリングバーが折れるまで使用するとスピンドルやコレット、モーターへの負荷が高くなり機体トラブルが増えることが考えられます。
スピンドルの交換のための訪問は保守契約対象外です。訪問する場合は出張料が発生いたします。
▶エラーが再発する場合はコールセンターへご連絡ください。