手動補正 <DWX-52D>
「手動補正」ダイアログ
このダイアログでは、加工機の補正を手動で行うことができます。
複数台接続している場合は、メイン画面で選択している機体が補正対象になります。
段差ができるなどの不具合が「何度自動補正しても改善されない場合」には改善の見込みがあります。
・加工結果に段差ができる場合は「Y軸」を「+」原点位置補正すると改善の見込みがあります。
・加工結果に穴が開く場合は「Z軸」を「+」原点位置補正すると改善の見込みがあります。
※ この補正を実施する前に念入りな清掃のうえ自動補正を実施してください。
参考:自動補正を行っても精度が回復しない <DWX-52D>
⇩スピンドル ZS-4D 自動補正参考動画
手動補正について
材料に補正用の加工を行い、加工結果を手動で測定します。測定結果をもとに、加工位置を補正します。この作業を「手動補正」と言います。手動補正をすると、加工精度のばらつきを抑えられる場合があります。
手動補正を実施する前に
手動補正を実施する前に、必ず自動補正を完了してください。
手動補正を実施したあとに自動補正をした場合、手動補正の補正値が初期化されます。
必要なもの
付属品 | 別途ご用意いただくもの | ||
アダプター |
4㎜スクエアエンドミル |
ディスクワーク (WAX材料) |
ノギス |
弊社純正ツール ZRB-200D (4 mm ラジアスエンドミル ) もお使いいただけます。
下記の仕様を満たすディスクワークをご用意ください。
• 厚さ:14 mm
下記の仕様を満たすノギスをご用意ください。
• 測定範囲:0 ~ 20 mm 以上
• 測定面寸法:厚さ 3 ~ 4 mm 程度
• 最小読取値:0.01 mm
重要 手動補正を実施するときは、以下の 2 点にご注意ください。 |
手動補正の方法
VPanel を表示する。
[ 機体設定 ] 画面を開く。
①VPanel のメイン画面で操作する機体を選択する。
機体を複数台接続している場合は、[MACHINE STATUS] で操作する機体の画像をクリックして操
作対象を切り替えます。
②をクリックする。
[ 機体設定 ] 画面が表示されます。
③[ メンテナンス ] タブの [ 手動補正 ] をクリックする。
④画面の指示に従って、手動補正を実施する。
表示 | 説明 |
距離補正 | X、Y、Z 各方向の移動距離を補正します。出荷時の移動距離を 100.000%として、補正値を設定してください。 ▶初期設定:100.000% |
A 軸反転補正 | A 軸を 180 度回転したときの角度補正をします。出荷時の設定を 0.00 度として、補正値を設定してください。 ▶初期設定:0.00 度 |
原点位置補正 | X、Y、Z 各軸の原点位置を補正します。出荷時の設定を 0.00 mm として、補正値を設定してください。 ▶初期設定:0.00 mm |
自動補正時にこれらの値 をクリアする |
チェックすると自動補正を行う際に「距離補正」「原点位置補正」「A 軸反転補正」の値を初期化します。 ▶初期設定:チェック有り |
ノギスを使用して、 加工箇所の厚さを正確に測定してください。 VPanel に入力した測定値をもとに、
機体が自動で補正を行います。 ノギスの使用方法については、お使いの機器の取扱説明書をご確認く
ださい。
重要 ZRB-200D(4 mm ラジアスエンドミル)を使用して加工した場合は、下図の赤色の部分を避けて厚さを測定してください。
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④手動補正が完了したら、[ 完了 ] をクリックする。
[ 手動補正 ] 画面が閉じます。実際の加工を行い、加工結果を確認してください
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