日常のメンテナンス <DWX-52DC/DCi>
▶自動補正
自動補正は加工精度が落ちたり、軸ずれのエラーが発生した際に行ってください。
不具合が発生していない時に定期メンテナンスとして自動補正を行なうことはお勧めいたしません。
▶コレット増し締め
ミリングバーのずれ下がりやZ軸の位置ずれエラーが発生した際や、200時間を目安で行ってください。
▶庫内の清掃
スポイドやエアーガンなどは庫内の清掃にはご使用にならないでください。
刷毛や筆、綿棒、集塵機などのご使用をお願いします。
加工終了後の清掃
フロントカバー内の清掃
本体が待機状態のとき、フロントカバーを開けて操作ボタンを押すと集塵機(連動機能があり、連動用ケーブルが拡張端子に接続されている集塵機)がオンになります。集塵機については、DWX-52DCi「セットアップガイド」を参照してください。
手順
①機体内部を清掃する。
回転軸ユニットは VPanel の「清掃」ダイアログを使用して清掃してください。
下図の ~ の部分は加工くずが付着したままだと、加工結果に影響を及ぼす可能性があるため、念入りに加工くずを取り除いてください。
マガジンカバー内の清掃
手順
付属品のはけを使って加工くずを払い落とし、集塵機で吸い込ませてください。下図の ~ の部分は
加工くずが付着したままだと、加工中の動作に影響を及ぼす可能性があるため、念入りに加工くずを取り除いてください。
①バーコードセンサー
注意
バーコードセンサーに加工くずが付着していると、アダプター ID を正しく読み取りできません。機体に付属のお手入れ用の布で、軽く拭き取ってください。VPanel の「清掃」画面の「バーコードセンサー」を使用してください。
②アダプターストッカー
メモ
集塵機を動作させたまま、付属品のはけを使って加工くずを払い落とし、集塵機で吸い込ませてください。
③マガジンカバーの床部
注意
このスペースには、何も入れないでください。加工くずが溜まったり、部品などを落としたままにすると、リフトが下がり切らず No.6 のアダプターストッカーが使用できない場合があります。
ミリングバー / アダプターの清掃
付属のお手入れ用の布で図の部分の汚れを拭き取ってください。拭き取るところ
検出ピンと自動補正用治具のお手入れと保管
自動補正には検出ピンと自動補正用治具を使います。検出ピン、自動補正用治具に傷や汚れ、サビがあると正確な検出ができなくなり、目的通りの加工ができなくなったり、場合によっては本機の破損につながったりすることがあります。
お手入れ・保管方法
• 使用前は乾いた清潔な布など(付属品の布をお使いください)でよく拭いて傷や汚れ、サビのないことを確認してください。
• 検出ピンと自動補正用治具はストレージに保管してください。
メンテナンスが必要なとき
機体を設置したとき スピンドルユニットを交換したとき |
スピンドルの慣らし運転(暖機運転) 加工機の補正(自動補正/キャリブレーション) |
長時間使用しなかったとき 室温が低い日の加工開始前 |
スピンドルの慣らし運転(暖機運転) |
設置場所を移動したとき 加工位置にずれが発生したとき Z 方向に穴が開くなどの症状がでたとき |
加工機の補正(自動補正/キャリブレーション) |
1 ヶ月に一度 スピンドルの回転時間が 200 時間を超えたとき |
レギュレーターに水やほこりが溜まったとき | レギュレーターのお手入れ <DWX-52D> |
クランプからアダプターを取り外しづらいとき | 機体内部の清掃/加工終了後の清掃 |
消耗部品の交換
付属品やサプライ品は販売店で購入、ご自身で交換することができます。
部品名称 | 交換時期 / 目安 |
スピンドルユニット |
スピンドル回転時間が 2000 時間を超えたとき(ご使用状況によって異なります。) スピンドルの回転時間は VPanel で確認できます。 交換方法は部品に付属の交換方法説明書をご覧ください。 ※交換用のスピンドルユニットには、コレットとベルトが付属されています。 ※ ZS-52D と ZS-4D は互換性がありません。スピンドルの種類を間違えないようにご注意ください。 |
コレット |
コレットが変形したとき 過負荷などのエラーが発生した場合、コレットが変形することがあります。 交換方法は部品に付属の交換方法説明書をご覧ください。 ※付属のコレットは、ZC-4D ZC-52D です。他のコレットとは互換性がありません。コレットの種類を間違えないようにご注意ください。 |
スピンドルベルト |
スピンドルベルトが破損したとき 交換方法は部品に付属の交換方法説明書をご覧ください。 ※付属のスピンドルベルトは、ZSB-180 です。他のスピンドルベルトとは互換性が ありません。スピンドルベルトの種類を間違えないようにご注意ください。 |
クリーニングツール |
ブラシの毛先が広がったとき |