自動補正でエラーが出る <DWX-53DC>
自動補正に失敗する
清掃のポイント!
⑴グリスやハンドクリームの付いた手で自動補正治具や検出ピンを触っていませんか。
ウエスやキムワイプなどでよくふき取ってください。
⑵庫内天井、蛇腹部分から切削粉がぱらぱら落ちていませんか。刷毛や筆などで払って集塵してください。
⑶検出ピンの太さや長さに関するエラーは、エラー停止した場所が汚れています。停止した場所の清掃をお願いします。
⑷ミリングバーセンサー周りの清掃を念入りにできていますか。刷毛で払って集塵してください。
⑸ツールストッカーの側面もふき取ってください。
⑹スピンドル上部に切削粉がないかお確かめください。
※ウエスに水分がありますとサビの原因になりますのでご注意ください。
※火気の危険がありますので(無水)アルコールを使用した清掃はマニュアルでは推奨しておりません。
スピンドルが消耗していると、清掃しても導通不良で通らない事やランダムな位置で停止することがあります。清掃してもエラーが出る場合はスピンドル交換が必要な場合もあります。
※スピンドルは消耗品です。
使用目安は2000時間としておりますが、加工条件や、材料の種類などで消耗が早まることがあります。ミリングバーが折れるまで使用するとスピンドルやコレット、モーターへの負荷が高くなり機体トラブルが増えることが考えられます。
参考:自動補正を行っても精度が改善しない <DWX-53DC>
自動補正用治具、検出ピン、ATC マガジン、クランプが汚れていませんか?
自動補正用治具、検出ピン、ATC マガジン、クランプが汚れている場合は、汚れを取り除いてください。これらに加工くずなどが付着して汚れていると、センサー機能が正しく働かなくなるために、検出ができません。
付属品のお手入れ用の布で、クランプ( ①)、補正用突起( ②)、ミリングバーセンサ―( ③)の汚れをきれいに拭き取る。汚れが付着していると、正常に補正ができない場合があります。
重 要 |
クランプ(① )の裏側もきれいに拭いてください。 |
検出ピン(① )と、自動補正用治具の表側( ②)と裏側(③ )の汚れをきれいに拭き取る。
下図の灰色の部分を清掃してください。汚れが付着していると、正常に補正ができない場合があります。
重 要 |
自動補正用治具は、シャフト部分もきれいに拭いてください。 |
ATC マガジンの 15 番に検出ピンをセットする。
ATC マガジンに検出ピンをしっかり差し込んでください。
自動補正用治具は正しく取り付けられていますか?
自動補正用治具の取り付けを確認してください。
検出ピンは正しく取り付けられていますか?
検出ピンの取り付けを確認してください。検出ピンについているミリングバーホルダーの位置を確認してください。「セットアップガイド」(「寸法図」(検出ピン寸法))を参考にしてください。