日常のメンテナンス <DWX-53DC>
日常のメンテナンス
・本機は精密機器です。日常的にお手入れしてください。
・ 加工くずはこまめに清掃してください。加工くずが残った状態での作業は、誤動作の原因になります。
・シリコーン系物質(オイル、グリース、スプレーなど)の雰囲気中には設置しないでください。スイッチの接触不良やイオナイザーの故障の原因になります。
警 告 |
エアガンは使わない。 本機は、エアガンに対応していません。加工くずが機械内部に入り込み、火災や感電の恐れがあります。 |
清掃に、ガソリン、アルコール、シンナーなどの溶剤を使わない。 火災の原因になります。 |
加工くずを掃除機で吸い取らない。 一般の掃除機で細かい粉を吸うと、発火や爆発の恐れがあります。 |
加工直後はスピンドルユニットやその周辺に触れない。 やけどをすることがあります。 |
注 意 |
加工用工具に注意。 加工用工具は鋭くとがっています。折れたものも危険です。けがに注意してください。 |
<自動補正>
▶自動補正は加工精度が落ちたり、軸ずれのエラーが発生した際に行ってください。
※不具合が発生していない時に定期メンテナンスとして自動補正を行なうことはお勧めいたしません。
<コレット増し締め>
▶ミリングバーのずれ下がりやZ軸の位置ずれエラーが発生した際や、200時間を目安で行ってください。
<庫内の清掃>
▶刷毛や筆、綿棒、集塵機、掃除機などのご使用をお願いします。
加工終了後の清掃
毎日の加工終了後には、本機を清掃します。十分にお手入れされないまま本機を使用すると、加工結果に影響を及ぼしたり、場合によっては本機の破損につながったりする恐れがあります。
必要なもの
はけ |
お手入れ用の布 |
加工エリアの清掃
手順
1.機体が待機状態であることを確認する。
機体上部またはミリングエリアのステータスライトが青色に点灯していれば、本機は動作待機中です。
2.VPanel を表示する。
3.[加工エリアの清掃]画面を開く。
(1) VPanel のメイン画面で操作する機体を選択する。
機体を複数台接続している場合は、[MACHINE STATUS]で操作する機体の画像をクリックして操作対象を切り
替えます。
(2) をクリックする。
[加工エリアの清掃]画面が表示されます。
4.集塵機をオンにする。
• 連動機能のある集塵機をお使いの場合
a. 連動用ケーブルが拡張端子に接続されていることを確認する。
b. [集塵機]をクリックしてオンにする。
c. ミリングエリアカバーを開ける。
メ モ |
ミリングエリアカバーが開いているとき、ビルトインパネルのタッチセンサーを押しても集塵機がオンになり ます。 |
• その他の集塵機をお使いの場合
a. 手動で集塵機をオンにする。
b. ミリングエリアカバーを開ける。
5.防塵カバーを取り外す。
6.画面の指示に従って、各部位を清掃する。
付属品のはけを使って、念入りに加工くずを取り除いてください。加工くずが付着したままだと、加工品質に影響を及ぼす可能性があります。取り除いた加工くずは、集塵機に吸い込ませてください。
重 要 |
イオナイザーの内部は、直接手で触れないでください。 |
• 手前
クランプ( ①)を清掃します。
・奥
付属品のお手入れ用の布で、カメラのカバーを拭きます。
汚れていると、撮影した映像が不鮮明になり、加工状況やエラー発生時の様子を確認できないことがあります。
・裏面
クランプ( ①)の裏面を清掃します。
・スピンドル
スピンドルの先端を清掃します。ダミーピンやコレット、ミリングバーホルダーのすき間に残った加工くずも取り除いてください。
• ディスクチェンジャー
バーコードセンサー(① )とアダプターストッカー(② )を清掃します。
重 要 |
バーコードセンサーに加工くずが付着していると、アダプター ID を正しく読み取れません。付属品のお手入 |
7.集塵機をオフにする。
• 連動機能のある集塵機をお使いの場合
以下のいずれかの操作で集塵機をオフにしてください。
• [集塵機]をクリックしてオフにする。
• ビルトインパネルのタッチセンサーを押す。
• その他の集塵機をお使いの場合
手動で集塵機をオフにしてください。
8.ミリングエリアに防塵カバーを取り付ける。
メ モ |
防塵カバーは、取っ手が右上となる向きで取り付けます。カバーの縁の磁石が取り付け枠に吸着することを確認してください。 |
9.ミリングエリアカバーを閉じる。
10. [閉じる]をクリックする。
ツールエリアの清掃
1.機体が待機状態であることを確認する。
2.ツールエリアカバーを開ける。
3.ツールエリアを清掃する。
清掃には付属品のはけを使います。下図の 、 の部分は、付属品のお手入れ用の布で念入りに拭き、加工くずを取り除いてください。加工くずが付着したままだと、加工品質に影響を及ぼす可能性があります。
4.ツールエリアカバーを閉じる。
手順
付属のお手入れ用の布で、下図の灰色の部分の汚れを拭き取る。
メ モ |
アダプターのバーコード(① )に付着した加工くずは、念入りに拭き取ってください。加工くずが付着したままだと、アダプター ID を正しく読み取れません。
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ピン付き材料用アダプターを使用した場合は、固定ねじ部(② )、ピン挿入部( )を念入りに拭き取ってください。特に固定ねじやピンを挿入する穴に加工くずが残りやすいため、丁寧に清掃してください。
加工くずが付着したままだと、材料が正しく固定できず加工品質に影響を与える可能性があります。
ミリングバーとアダプターを保管する。
メモ |
ミリングバーホルダーのついたミリングバーは、円形の穴を上面に向けたツール置き場に立ててボトムストレージ内で保管することができます。 ツール置き場の四角形の穴を上面に向けると、ケースに入った未使用のミリングバーを立てて保管できます。この場合、ボトムストレージには入りませんので機体のそばに置いてご使用ください。 |