コレット清掃 <DWX-53D>
コレット(ミリングバーを掴む部品)
コレットの内部や溝部に切削粉が入り込むと、把持力(ミリングバーを掴む力)が低下して不具合が発生する事があります。
取り外したコレットとコレットを取り外した後のスピンドル内部を綿棒などで清掃してください。
コレットに傷ができないように、また水分があると錆の原因となるため乾いた綿棒がお勧めです。
・エラーは出ないが仕上がりが悪い時・101Dツールを掴んだまま離せません ・101Eミリングバーが破損した可能性があります ・101Fミリングバーがずれて下がっています・102Dスピンドル過電流 のエラーなどに有効です。 |
参考:トルクスリーブの扱い方
交換作業に使うもの
コレット脱着治具 |
トルクドライバーのハンドル |
0.3スリーブは締める時のみ使用 |
コレットを取り外す。
1. 本体の電源スイッチをオンにする。
スピンドルユニットにミリングバーがついたままになっていた場合は、電源がオンのあとで本体の操作ボタンを押してください。ミリングバーを ATC マガジンに返却します。
2. Vpanel を表示する。
タスクトレイにある VPanel アイコンをクリックしてください。VPanel が表示されます。
VPanel が正しく表示されない場合は、本体付属の取扱説明書をご確認ください。
3. コレットを交換する機体を選ぶ。
⑴ VPanel のメイン画面で操作する機体を選択する。
複数台接続している場合は、アイコンをクリックして機体を切り替えます。
⑵をクリックする 「設定」画面が表示されます。
4. スピンドルユニットの位置を調整する。
①「メンテナンス」タブをクリックする。
②「コレットメンテンス」をクリックする。
下図が表示されたら[OK]をクリックする。
スピンドルユニットがミリングエリアに移動します。
5. フロントカバーを開ける。
7. トルクドライバーにコレット着脱治具を取り付ける。
①トルクドライバーのビットとスリーブを取り外す。
②トルクドライバーにコレット着脱治具を取り付ける。
重 要 トルクドライバーのスリーブは、必ず 0.3 N・m のものを使用してください。守らないと、加工中にコレットが緩み、加工品質に影響を及ぼしたり、コレットが破損したりする恐れがあります。 |
7. コレットを取り外す。
①トルクドライバーに付けた、コレット着脱治具をコレットに差し込む。
コレット着脱治具の三角のくぼみに、コレットをはめ込みます。
コレット着脱治具の突起がコレットに入らない場合は、「4. スピンドルユニットの位置を調整する」の操作をもう一度行ってください。
② トルクドライバーでコレットを緩める。
③コレットを矢印の方向に回して取り外す。
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機体の外であればコレットをエアーで吹いたり、目視して綿棒で清掃が可能です、スリット部分に切削粉が入り込んで固まっていませんか。
コレットの取り付け
1.新しいコレットに薄くグリースを塗る。
参考:コレットへグリースを塗布
2.コレットを差し込み、矢印の方向に 1 周回す。
3.コレットを取り付ける。
①0.3Nmのトルクスリーブとコレット着脱治具をドライバーに取り付け、コレットに差し込む。
コレット着脱治具の三角のくぼみに、コレットをはめ込みます。
②トルクドライバーでコレットを締める。
トルクドライバーから音がするまで締めてください。
重 要 トルクドライバーのスリーブは、必ず 0.3 N・m のものを使用してください。守らないと、加工中にコレットが緩み、加工品質に影響を及ぼしたり、コレットが破損したりする恐れがあります。
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4.フロントカバーを閉じる。
フロントカバーを軽く引き上げてから、カチッと音が鳴るまで下げてください。
スピンドルユニットがもとの位置に移動して、[動作が完了しました。]と表示されたら、コレットの増し締めは完了です。
コレットの変形、ヒビ、欠けがある場合はコレットの交換をしてください。
コレットの交換をしてください。(コレットは消耗品です)
コレットはミリングバーと同じように販売店にご注文ください。
スピンドル購入いただくとコレットも付属しております。
販売店へ注文できない場合は当社オンラインショップをご活用ください。
コレット 品番︓ZC-52D |
スピンドルユニット 品番︓ZS-53DC |